「カロリーゼロなのに人工的な成分が入っていないか不安…」そんな方のために、天然由来の甘味料であるアルロースとラカントを正直に比較しました。
アルロースとラカントどちらも「天然由来」で人工甘味料ではない
健康志向の方が真っ先に気になるのが「人工甘味料かどうか」という点でしょう。
アスパルテーム・スクラロース・アセスルファムKのような化学合成の人工甘味料とは別物です。
| アルロース | ラカントS | |
|---|---|---|
| 原料 | イチジク・レーズンなどに含まれる希少糖(天然由来) | 羅漢果エキス+エリスリトール(植物由来) |
| 人工甘味料 | 不使用 | 不使用 |
| カロリー | ほぼゼロ | ゼロ |
| GI値 | ほぼ0 | 0 |
どちらも原料は植物由来100%。人工甘味料が苦手な方でも、比較的安心して選べる甘味料です。
アルロースとは?
アルロース(英語名:Allulose)は、自然界にも存在する「希少糖」と呼ばれる成分で、果物や穀物にも微量含まれている天然由来の甘味料です。
化学的には”プシコース”という名前でも知られ、ブドウ糖とよく似た構造をしていながら、ほとんど体に吸収されないのが最大の特徴です。
アルロースは香川大学の研究成果から生まれた希少糖の一種。カロリーが低くて、血糖値が急に上がらないのが特徴です。
アルロースの主な特徴
- 甘さ:砂糖の約70%(砂糖より少し控えめ)
- カロリー:ほぼゼロ(体内でほとんど代謝されない)
- 血糖値への影響: 非常に低い
注目の健康機能
韓国の成人を対象にした研究では、砂糖と一緒にアルロースを摂取した場合、アルロースなしで砂糖だけを摂取した場合と比較して、食後の血糖値上昇が約20%抑制されました。さらに、アルロースは5gという少量でも効果が確認されており、食前に摂取することでさらに効果を高められる可能性があります。
研究によると、アルロースには食後の血糖値上昇を抑制する効果があるだけでなく、GLP-1(食欲を抑えるホルモン)の分泌を促進することで食欲を抑制する効果も示されています。さらに、腹部脂肪の減少や肝臓の脂肪蓄積を抑制する作用なども報告されており、糖尿病や肥満の予防・改善に役立つ可能性が高いとされています。
注意: これらは研究段階の報告であり、医薬品のような効果を保証するものではありません。
ラカントSとは?
ラカントは、羅漢果(らかんか)というウリ科の果物から抽出した天然の甘味成分「ラカンカエキス」に、エリスリトールという糖アルコールを加えて作られた自然派甘味料です。
こちらもカロリーゼロ、血糖値への影響もほぼなし。ラカントの魅力は、なんといっても「砂糖と同じ甘さ」で使えるところです。レシピの砂糖の分量をそのまま置き換えられるので、お料理初心者さんにもやさしいです。
1995年の発売以来、カロリーと糖質が気になる多くの人たちの”口福”を支えてきました。
ラカントSの主な特徴
- 甘さ:砂糖と同量(1:1)で使える
- カロリー:ゼロ
- 血糖値への影響: ほぼなし
- 加熱: 強い(煮物・焼き菓子にも◎)
エリスリトールについて知っておきたいこと
エリスリトールはトウモロコシから発酵させて作られる甘味料で、ラカントもカロリーはほとんどありませんが、エリスリトールには心血管疾患のリスク上昇と関連している可能性があるという研究もあります。
これは2023年に発表された一部の研究が話題となったもので、現時点で確定的な結論が出たわけではありません。気になる方は医師に相談のうえご判断ください。
アルロースとラカントの違いを一覧で比較
| 比較項目 | アルロース | ラカントS |
|---|---|---|
| 原材料 | 希少糖(天然) | 羅漢果+エリスリトール(植物由来) |
| 人工甘味料 | なし | なし |
| 甘さ | 砂糖の約70% | 砂糖と同じ(1:1) |
| カロリー | ほぼゼロ | ゼロ |
| 血糖値抑制 | ◎(積極的に抑制) | ○(上げない) |
| 脂肪燃焼サポート | ◎(報告あり) | △(直接的な報告は少ない) |
| 加熱でのカラメル化 | する(焼き色がつく) | しにくい(再結晶化) |
| 後味・風味 | 自然な甘さ、クセなし | やや独特の風味を感じる人も |
| 使いやすさ | 砂糖より量を多めに必要 | 砂糖と同量でOK |
| 値段 | やや高め | アルロースより入手しやすい |
アルロースの方が値段が高めということがわかります。
アルロースとラカントの値段の違いについて
価格については気になる差がありました。
アルロースの値段
市販品・通販品の価格帯はおよそ以下のとおりです:
- 200〜300g: 800〜1,500円前後
- 600g: 1,500〜2,500円前後
- 1kg: 2,000〜4,000円前後
アルロースとラカントの大きな違いのひとつが価格。ラカントはエリスリトールよりも高い価格ですが、それでもアルロースよりは購入しやすい価格です。
希少糖のため生産量がまだ少なく、ラカントより価格が高い傾向があります。
通販(Amazon・楽天)のほうがスーパーより安く購入できることが多いです。
ラカントSの値段
ラカントはスーパー・ドラッグストア・通販と幅広いチャンネルで販売されています。
ただし購入場所によって価格差が大きいので、どこで買うかが節約のポイントになります。
ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)が最安値になりやすい傾向があります。
- 580g(旧600g): 1,000〜2,000円前後
- 720g: 1,500〜2,200円前後
- 1kg超: 2,000〜3,000円前後
2024〜2025年にかけてラインナップが刷新され、スーパーの砂糖・調味料売場向けと、ドラッグストアの健康食品売場向けで容量設定が異なります。
価格まとめ(1gあたりの目安)
| アルロース | ラカントS | |
|---|---|---|
| 1gあたりの目安 | 約2〜4円 | 約2〜3.5円 |
| コスパ | △(やや割高) | ○ |
| 入手しやすさ | △(通販が主流) | ◎(スーパー・ドラッグストアでも購入可) |
料理・お菓子での使い分け
「ラカントS」を使うとカラメル化しにくいのに対し、「ラカント アルロースブレンド」はカラメル化(キャラメル化)すること。より焼き色をつけたいお菓子などにもおすすめです。
アルロースが向いている場面:
- コーヒー・紅茶・ヨーグルトなどへのちょい足し
- プリン・ゼリーなどの冷たいスイーツ
- 焼き色をつけたいお菓子
ラカントSが向いている場面:
- 煮物・照り焼きなどの料理(砂糖と同量で置き換えられる)
- ケーキ・パン・クッキーなどの焼き菓子全般
- 砂糖と全く同じ使い方をしたい方
どちらを選ぶ?目的別おすすめ
目的別のおすすめを紹介します。
血糖値・ダイエットを積極的にサポートしたいなら
→ アルロース
食後血糖値の上昇を抑える機能が臨床試験でも確認されており、機能性表示食品として販売される製品もあります。
毎日の料理に手軽に砂糖代わりとして使いたいなら
→ ラカントS
砂糖と同量・同甘さで使えて、加熱にも強い。長年の実績と安定した品質で使いやすい定番の選択です。
人工甘味料を一切避けたい場合
→ どちらでも可(ただし成分表示を必ず確認)
アルロース・ラカントともに基本は天然由来ですが、製品によってはブレンドされた原材料が異なる場合があります。購入前に必ずパッケージの原材料欄を確認しましょう。
「ラカント アルロースブレンド」という選択肢も
どちらもカロリー・糖質ゼロは共通ですが、「ラカント アルロースブレンド」は、Wの機能を期待できるのが異なる点。厚生労働省認可の”アルロース”を使用し、「脂肪の燃焼を高める効果」と「食後の血糖値上昇抑制」のW機能がある機能性表示食品です。
両方の良いとこ取りをしたい方には、ラカントとアルロースを合わせた「ラカント アルロースブレンド」(サラヤ)も選択肢になります。スーパーやドラッグストアでも入手しやすいのが利点です。
アルロースとラカントの違いについてまとめ
- どちらも人工甘味料ではなく、天然・植物由来の甘味料
- アルロースは機能性・自然な甘さ重視の人向け。値段はやや高め
- ラカントSは手軽さ・砂糖の代替として使いたい人向け。入手しやすい
- 値段は1gあたり2〜4円前後で、どちらも砂糖より高価
- 気になるエリスリトール(ラカントの成分)の安全性は現時点で確定的ではなく、不安な方はアルロースのほうがシンプルな原料構成
甘味料選びは「自分が何を重視するか」次第です。天然由来であることは共通していますので、目的と予算に合わせて上手に使い分けてみてください。
本記事の内容は情報提供を目的としたものであり、医療的なアドバイスではありません。持病のある方や妊娠中の方は、使用前に医師にご相談ください。

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