三菱電機の炊飯器「本炭釜」は、ご飯のおいしさを追求したこだわり派に人気のシリーズです。なかでも「NJ-VW10H」と「NJ-VW10G」は、新旧モデルとして比較されやすい機種。
結論から言うと、大きな基本性能の差はなく、使い勝手や表示機能など一部が進化しています。そのため「少しでも新しい機能を試したいならNJ-VW10H」「コスパ重視なら型落ちのNJ-VW10G」と選ぶのがおすすめです。
この記事では、両モデルの違いや共通点をわかりやすく解説していきます。
新型NJ-VW10Hってどんな炊飯器?
NJ-VW10Hはどんなモデル?
NJ-VW10Hは、2023年に発売された最新の本炭釜モデルです。三菱電機が長年培ってきた技術を詰め込み、従来モデルよりもさらにお米の美味しさを引き出せるよう工夫されています。
本炭釜ならではの炭素材の内釜は、金属釜にはない独特の熱伝導性と遠赤外線効果を持っており、米の芯までしっかり火を通します。これにより、ご飯の甘みや香り、そして粒立ちの良さが際立ちます。
また、見た目も高級感のある仕上がりで、台所に置いておくだけで特別感が出るのも魅力のひとつです。
旧型とどう違うの?
NJ-VW10HとNJ-VW10Gの違いは、主に操作性と表示機能にあります。
新型では液晶表示のデザインが改良され、文字が大きく見やすくなりました。これによって操作がスムーズになり、視認性の悪さで迷うことが減ります。さらに操作ガイドもより直感的になっていて、初めて高級炊飯器を購入する人でも安心して使えるようになっています。また、細かい点ですが、炊飯完了のお知らせ音やメニュー切り替えのレスポンスなども改善され、ユーザー体験全体が快適になっています。
新モデルのイイところ
新モデルの魅力は、炊き分け機能や調理メニューが強化された点にあります。
特に「冷凍用ごはんモード」は、まとめ炊きをする家庭にとってはかなり便利で、解凍しても炊き立てのような美味しさが保てます。「芳醇炊き」モードでは、米本来の香りや甘みをしっかり引き出すので、普段の食事が一段と豊かになります。さらに、低温調理など応用的な使い方も広がり、料理の幅が広がるのも嬉しいポイントです。家庭のライフスタイルに合わせて、より柔軟に使える炊飯器に進化しているといえるでしょう。
炊飯器の性能や便利機能
本炭釜のスゴイところ
炭素材は熱の伝わり方が早く、保温力も高いのが強みです。そのためご飯がふっくら炊き上がり、冷めても美味しさが長時間持続します。特に、冷蔵庫で保存してから温め直しても、粒感と甘みがしっかり残るのは炭釜ならではの魅力です。さらに、炭素材は遠赤外線効果が高く、米の芯までじっくり熱を伝えるため、お米本来の香りを逃さずに炊き上げます。他社製品と比べても、三菱の本炭釜は「粒立ち」「香り」「冷めてもおいしい」の三拍子で高い評価を受けています。
液晶ナビや音声ガイドの使い方
新型では液晶ナビの視認性が大幅に改善され、画面の明るさや文字の大きさが調整されているため、誰でも見やすく操作が簡単になっています。炊飯メニューの切り替えもスムーズで、迷うことが少なくなりました。さらに音声モードも搭載されており、操作に戸惑ったときや初めての機能を使うときに、音声で分かりやすくガイドしてくれるので安心です。高齢の方や機械操作が苦手な方にも優しい設計になっています。
低温調理や冷凍ご飯モードの違い
NJ-VW10Hでは、低温調理モードの精度が従来よりも向上し、肉や魚の火加減を安定して保てるようになっています。これにより、サラダチキンや煮込み料理なども美味しく仕上げられます。さらに「冷凍用ごはんモード」が新たに追加され、まとめ炊きしたご飯を冷凍しても、解凍後に炊き立てのような食感と風味を味わえます。旧型にはこの機能が搭載されていないため、忙しい家庭では新型の便利さを実感しやすいポイントになっています。
電気代や省エネ面はどう?
新型NJ-VW10Hの消費電力は?
新型モデルの消費電力は標準的で、省エネ性能も十分です。高火力で炊き上げるものの、効率的に加熱されるため無駄が少なく、電気代を抑えられるよう工夫されています。また、急速加熱と保温のバランスが改善されており、炊飯中に余分な電力を使わない設計になっています。そのため、毎日使っても安心感があり、長期的に見ると光熱費の負担を減らす効果も期待できます。家庭での利用頻度が高い人ほど、省エネ設計の恩恵を実感できるでしょう。
型落ちモデルとの比較は?
NJ-VW10Gも同じく高効率ですが、新型の方がわずかに省エネ性能で優れています。液晶やヒーター制御の改善によって、細かな部分で電力のロスが抑えられているのが特徴です。とはいえ、電気代に大きな差が出るほどではなく、日常的に炊飯する家庭で比べてもコスト差はごくわずかです。ただ、長期間使用したときには、新型の方が少しずつお得に感じられるかもしれません。
電気代を節約するコツ
電気代を節約するコツは、まとめ炊きをして冷凍保存すること。新型の冷凍用ごはんモードを活用すれば、解凍後の美味しさも保てるため経済的です。また、夜間の安い電力時間帯に炊飯予約をセットするのも効果的。さらに、普段のご飯は標準モード、特別な日には芳醇炊きなど、シーンに合わせて使い分けることで無駄な電力消費を防げます。ちょっとした工夫で、炊飯器をより賢く使うことができます。
ご飯がもっと美味しくなる秘密
玄米や銘柄米もおいしく炊ける
本炭釜シリーズは、玄米や雑穀米なども専用モードで美味しく炊けます。玄米は通常の炊飯だと硬さやぱさつきが残りがちですが、本炭釜の熱伝導の良さと専用プログラムによって、芯まで柔らかく、しかも噛むほどに甘みを感じられる仕上がりになります。雑穀米も粒の種類ごとに火の通り方が違いますが、均一に炊けるため食感のバランスがよく、普段の食卓がよりヘルシーにグレードアップします。さらに銘柄米ごとの炊き分け機能も搭載されているので、コシヒカリはもっちり、ササニシキはさっぱりなど、お米の個性を最大限に引き出すことが可能です。
「芳醇炊き」でワンランク上の味に
「芳醇炊き」モードでは、蒸らし時間や火加減を最適化し、お米本来の香りと甘みを引き出します。水分コントロールも細かく調整されるため、口に入れた瞬間のふわっとした香りや甘さが普段のご飯とは段違いです。家で食べるいつもの食事が、ちょっとした高級料亭気分に変わるのは、このモードならではの楽しみです。特別な日やおもてなしにもぴったりで、食卓の満足度をぐっと高めてくれます。
こんな時におすすめのモード
普段は「白米・快速モード」で手早く炊飯し、忙しい平日の時間を節約。週末や家族でゆっくり食事を楽しむ日は「芳醇炊き」や「銘柄炊き」を選ぶと良いバランスになります。また、健康志向の方は玄米モードを活用し、毎日の食事に栄養価をプラスするのもおすすめです。用途に応じてモードを切り替えることで、炊飯器のポテンシャルを最大限に活かすことができます。
購入のコツと選び方
楽天市場での価格をチェック
楽天市場では、NJ-VW10HとNJ-VW10Gの価格差が数千円から1万円ほど出ることがあります。ポイント還元も含めてチェックすると、さらにお得に購入できます。
特典やセールを狙おう
新型は発売直後こそ高めですが、セール時には型落ちとの差が縮まるケースも。キャンペーンやポイントアップデーを狙うと賢い買い物ができます。
公式ショップと通販サイトの違い
公式通販では保証やサポート面で安心感があります。一方で楽天やAmazonなどの通販サイトは価格面で有利なことが多いため、安心を取るかコスパを取るかで選びましょう。
比較表でチェック
項目 | NJ-VW10H(新型) | NJ-VW10G(旧型) |
---|---|---|
発売年 | 2023年 | 2022年頃 |
内釜 | 本炭釜(改良版) | 本炭釜 |
液晶表示 | 大型・見やすい | 標準表示 |
操作性 | 音声ガイド・直感的 | 基本操作のみ |
炊飯モード | 冷凍用ごはん、芳醇炊き、銘柄炊き強化 | 標準モード中心 |
低温調理 | 精度向上 | 基本的な対応 |
消費電力 | やや省エネ | 標準的 |
価格 | 高め | 型落ちで安い |
まとめ
結局どっちがおすすめ?
「新しい機能を試したい人はNJ-VW10H」「安く手に入れたい人はNJ-VW10G」が基本の選び方です。普段の生活スタイルやこだわりによって、どちらを選んでも満足度は高いでしょう。
炊飯器は単なる調理家電ではなく、毎日のご飯の美味しさを左右する重要な存在。消費電力や機能、炊き分けモードを比較して、自分に合う一台を見つけることが大切!

新型NJ-VW10Hをざっくり評価!
NJ-VW10Hは使いやすさと機能性が進化した良モデルです。ただし価格を考慮すれば、型落ちのNJ-VW10Gも十分魅力的。
自分にとってどこまでの機能が必要かを考えて、納得のいく一台を選びましょう。
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